treetreetreeallowのブログ

日常、感じたこと、考えたこと、など、少しずつ発信していきたいと思っています。

春分

まもなく、西洋占星術による年の初めがやってくる。

洋の東西を問わず、冬至から春分の間に年始にあたる節目を設けているには訳があるのだろう。

四時の移り変わりに、人も自然も反応してきた。

四六時中、多忙となった文化人でさえ、春乃伊吹にはある感動をもって臨む。

殊に日本人というのは、古来春に花を愛で、より古くは梅を、平安頃よりか花と言えば桜を意味するようになった。

願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ 西行

桜と満月と両手に抱えて、とは、贅沢の極みかもしれない。伊勢に庵を結んで晩年を過ごした風流な歌人も、春を愛した一人であったのだろう。

折しも春弥生の連休。行楽地へ向かう高速道路の渋滞情報が流れる。人々は、休息を求めつつも、ひとりでは心許ない、孤独な生き物なのかもしれない。